米G1ブリーダーズカップターフにミシュリフ、G1ブリーダーズカップフィリー＆メアターフにナシュワを送り出すJ.ゴスデン調教師が、決戦を前に強気な姿勢を見せている。

　ゴスデン師は「輸送はうまくいった。よく食べ、よく飲んでいる。これ以上の喜びはない」「今朝は馬場に出てジョグとキャンターを行った」とコメント。「ミシュリフは重馬場が苦手で、ここ数戦は苦労してきた。凱旋門賞（13着）も頑張ってはいたが、あの馬場では無理だった」と語った。

　さらに同師は「フランキー（ミシュリフに騎乗するデットーリ騎手）は、楽なコースの1マイル半がこの馬に合うとずっと私に言っていた」と続け、ミシュリフに2年ぶりに騎乗する名手への信頼を口にした。

　また同師はナシュワの主戦を務めるH.ドイル騎手にも言及。「彼女は女性で初めて欧州クラシックを制したジョッキーであり、ジュリー・クローンを彷彿させる強い精神力を持った才能ある騎手だ」と米国史上に残る名女性騎手を引き合いに出して絶賛していた。