G1昇格のBCジュベナイルターフスプリント、ミスチーフマジックが豪快な追い込み披露
2022年11月05日 14:35
現地4日、米キーンランド競馬場で今年からG1に昇格したブリーダーズカップジュベナイルターフスプリント(2歳、芝5.5ハロン)が行われ、W.ビュイック騎乗のミスチーフマジックがレースレコードで勝利した。
スタートが今ひとつだったミスチーフマジックは12頭立ての離れた最後方からと苦しい展開に。しかしビュイック騎手が内を突いたコーナリングでポジションを上げると、直線では前が詰まる場面がありながらも馬群を割って伸び、先に抜け出していたドラマタイズドを差し切った。
1馬身差の2着にドラマタイズド。上位5頭のうち3着のプライベートクリードを除く4頭を欧州勢が占めた。10月の仏G1アベイドロンシャン賞で古馬を破る歴史的勝利を挙げたザプラチナムクイーンは先行策からズルズル後退してブービーの11着に終わった。
1分2秒41のレースレコードを出したミスチーフマジックは、C.アップルビー厩舎のエクシードアンドエクセル産駒でゴドルフィンの所有馬。9月にオールウェザー6ハロンの英G3シレニアステークスを勝っているが前走の英G1ミドルパークステークス(芝6ハロン)では4着に敗れており、今回が芝での重賞初勝利となった。