一頓挫のロマンチックウォリアー、シャム師は今季初戦のジョッキークラブCへ慎重
2022年11月16日 14:34
3月の香港ダービーと4月のG1クイーンエリザベス2世カップを連勝するなど、昨季は香港の最優秀4歳馬と最優秀中距離馬に輝いたロマンチックウォリアーが、現地20日のジョッキークラブカップで今季初戦を迎える。
ロマンチックウォリアーは昨シーズンだけでレーティングを70も上昇させ、自己最高の122をマーク。香港ダービーとクイーンエリザベス2世Cを連勝してヴェンジェンスオブレイン(2005年)、アンビシャスドラゴン(2011年)、デザインズオンローム(2014年)、そしてワーザー(2016年)といった香港中距離馬の歴代最強クラスに肩を並べた。
ロマンチックウォリアーは当初、10月16日のG2シャティントロフィー(1600m)で始動する予定を軽度のケガで回避した。これを唯一の懸念材料というC.シャム調教師は「初戦が2000mというのは大きなチャレンジだ。楽ではない」と慎重。その一方で「馬は良化している。トライアル(実戦形式)も追い切りもずっといい。進化しているし準備はできている。トライアルで乗ったザック(パートン騎手)もますます良くなっていると言っていた」と成長に期待も寄せている。
なお、主戦のK.ティータン騎手が病気療養中のため、ジョッキークラブCでは豪州から遠征するJ.マクドナルド騎手が手綱を取る予定。