現地24日、香港シャティン競馬場にてG1クイーンエリザベス2世カップ（芝2000m）が行われ、今年の香港ダービー馬ロマンチックウォリアーがG1初制覇を達成した。

　好スタートを切ったロマンチックウォリアーだが、前半は徐々にポジションを下げて中段の6番手付近に待機。残り200メートルで横一線になっていた先行勢を外からまとめてかわすと、追いすがるトゥールビヨンダイヤモンドを2馬身差で退けた。

　3着はパンフィールド。2月のG1香港ゴールドカップでゴールデンシックスティを下した2番人気ロシアンエンペラーはまくり勝負から伸びを欠いて5着どまりだった。

　C.シャム厩舎のロマンチックウォリアーはこれで8戦7勝。4歳クラシックでは2戦目の香港クラシックカップで4着と唯一の黒星を喫したが、香港クラシックマイルと香港ダービーの二冠を手にし、今回は重賞初挑戦でのG1初制覇となった。

　なお香港ダービーとクイーンエリザベス2世カップを連勝したのは、日本のG1宝塚記念でも2着と好走した16年のダービー馬ワーザー以来で史上5頭目の快挙となった。