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豪州から香港マイルに遠征のローズオブインディシーズ、調教師は「簡単に行くとは全く思っていない」

2022年11月30日 11:09

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 今年の香港国際競走に豪州から単騎参戦するローズオブインディシーズが、目標の香港マイルに向けて現地に到着。同馬を管理するA.ニーシャム調教師が現地29日に豪競馬メディア『racing.com』の取材に応じた。

 アイルランドのK.コンドン厩舎からデビューしたローズオブインディシーズは、昨年7月の仏G1ジャンプラ賞など欧州で重賞を2勝後に豪州へ移籍。同年10月から前走の条件戦(賞金総額200万豪ドルのファイブダイヤモンズ)まで12戦未勝利ながら、今年3月のジョージライダーステークス(3着)、10月のトゥーラックハンデキャップ(2着)とG1レースで2度の入着がある。

 前売り人気では香港のゴールデンシックスティやカリフォルニアスパングルに大きく水をあけられているが、ニーシャム師は「簡単に行くとは全く思っていないわ。ゴールデンシックスティは飛び抜けたスーパースターだけど、1頭の馬を恐れる訳にいかないわね」と闘志を燃やしている。

 また、ローズオブインディシーズの良績が道悪に偏っていることに対しては「運にもよるわね。彼には良馬場の方が合っていると思うけど、そういう時に限って彼の枠順が悪くて、馬場が湿っていると枠順がいいの」「枠順が良ければ、恐らくトゥーラック(ハンデキャップ)に勝っていたから、もう少し運が向いてほしいのだけど」と、馬場状態よりも枠順などの運が味方してくれることを願った。

 今回は前々走のコックスプレート(2040m)、前走のファイブダイヤモンズ(1800m)からさらに距離短縮となるが、ニーシャム師は「彼にはベストの距離ね。ブリンカーを装着して幸運を祈るとするわ」と、あくまで前向きだ。