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ロマンチックウォリアーが香港C以来の実戦形式、三強対決に向けて再始動

2023年01月11日 11:25

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 昨年暮れの香港カップをレース史上最大の4馬身半差で圧勝したロマンチックウォリアーが現地10日、それ以来となるバリアートライアル(実戦形式)に参加。カリフォルニアスパングルやゴールデンシックスティとの対戦が予定される香港スチュワーズカップ(1月29日)に向けて再始動した。

 香港ジョッキークラブの公式サイトによると、シャティン競馬場の芝1000mで行われたトライアルに参加したロマンチックウォリアーは2番手に1馬身1/4差をつけ、58秒75のタイムで楽々と先頭でゴール。鞍上のK.ティータン騎手は「良い行きっぷりだった。彼に毎日乗っているけど道中は本当に良かった。彼にはエネルギーがあり余っているから、今日はトライアルで脚を伸ばしておく必要があったのさ」と絶好調をアピールした。

 トライアルを見届けたC.シャム調教師も「鞍上に戻ってきたカリス(ティータン騎手)が全て順調と報告してくれた。彼は気性が良くて健康だし、我々はスチュワーズCへ準備を進める」と三強対決に名乗りを上げるとともに「このレース(スチュワーズC)は香港だけにとどまらず、あらゆる人の耳目を集めることになるね。香港で最高の3頭が会するのだから、アメージングだし相当なものさ」と抱負を口にしている。

 ロマンチックウォリアーが香港スチュワーズC(芝1600m)、香港ゴールドカップ(芝2000m)、チャンピオンズ&チャターカップ(芝2400m)の香港三冠を達成すれば、1993/94シーズンのリヴァーヴァードン以来2頭目の快挙で、1000万香港ドル(約1億7000万円)のボーナスも手にすることとなる。

 シャム師は「1600mはロマンチックウォリアーにやや短い。2000mなら自信があるけど、彼はプロフェッショナルで才能があるから、少しでも楽な枠順に恵まれればね」と、最初の関門に向けて課題を挙げた。