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【川崎記念】ウシュバテソーロG1連勝、国内最強証明「どんどん強くなる」高木師 ドバイも視野

2023年02月02日 09:51

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<川崎記念>◇1日=川崎◇Jpn1◇ダート2100メートル◇4歳上◇出走10頭

 新時代の到来だ。新興勢力の2番人気ウシュバテソーロ(牡6、高木)が、東京大賞典に続くG1連勝を果たした。

 ダート界の帝王で1番人気テーオーケインズを直線で競り落とし、名実ともにダート中距離界トップの座に就いた。勝ち時計は2分16秒0。ダート転向後は6戦5勝。一気に本格化し、国内最強を知らしめた砂王は今後、世界に目を向ける。

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 帝王を撃破し最強を証明した。22年最後のG1東京大賞典を制覇したウシュバテソーロが、23年最初のG1川崎記念でG13勝テーオーケインズを半馬身差競り落とした。4連勝で新たなタイトルを獲得した。道中は先団のインでじっくりと構え、2周目の4コーナーで他馬の隙間を突いて鋭く伸びた。横山和騎手は「ウシュバといろんな競馬をさせてもらって、小回りがどうかと思ったけどこなしてくれたのがこの先にとっても良かった。本当に偉い馬だと思います」とパートナーをねぎらった。

 もう日本に敵はいない。昨年4月にダートに転向して6戦5勝。圧倒的な成績で中距離のダートを制圧した。東京、阪神、大井、川崎と中央、地方の異なる競馬場で結果を残し、課題がなくなってきた。高木師は「いいリズムで走れていましたし、どんどん強くなっていますね。馬の状態を見てからにはなりますが、ドバイに登録もしています。招待があれば」と、ドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、3月25日=メイダン)に挑戦する選択肢を視野に入れる。今年はウシュバテソーロを中心に、日本のダート界が回る。【舟元祐二】

◆美浦所属馬の川崎記念制覇 大久保洋吉厩舎に所属した02年リージェントブラフ以来、実に21年ぶり。03年以降は栗東所属馬か、地方・南関東所属馬が勝っていた。

◆ウシュバテソーロ▽父 オルフェーヴル▽母 ミルフィアタッチ(キングカメハメハ)▽牡6▽馬主 了徳寺健二ホールディングス(株)▽調教師 高木登(美浦)▽生産者 千代田牧場(北海道新ひだか町)▽戦績 28戦8勝(うち地方2戦2勝)▽総収得賞金 2億9988万4000円(うち地方1億8000万円)▽主な勝ち鞍 22年東京大賞典(G1)▽馬名の意味 山の名+冠名

出典:日刊スポーツ