シャープンスマートがG1ハービーダイクSで古馬を撃破、次戦はNZダービーへ
2023年02月12日 12:18
現地11日、ニュージーランドのテラパ競馬場でG1ハービーダイクステークス(芝2000m)が11頭により争われ、中団馬群の外を追走した1番人気のシャープンスマートが、背後から内を突く3番人気カンピオネッサとの追いくらべを0.8馬身差で制した。
大外枠のシャープンスマートは好発から先頭に並ぶ勢いも、最初のコーナーワークで中団の後ろまで後退。そのまま中団で馬群の外を走らされる格好になったが、徐々に進出して迎えた直線では内からわずかに出たカンピオネッサを差し返して勝負根性を発揮した。さらに2馬身差の3着には2番人気のワイルドナイトが続いている。
シャープンスマートはレッドウッド(父ハイシャパラル)産駒の3歳セン馬で、昨年10月に豪州のスプリングチャンピオンステークスを制して以来のG1レース2勝目。連闘で挑んだヴィクトリアダービーでは0.5馬身差の2着、続く前走のソーンドンマイルでも0.8馬身差の2着と、近4走はG1で連対を続けている。今回で3度目の重賞制覇を果たした。
なお、NZ競馬公式サイトの『loveracing.nz』によると、シャープンスマートを管理するチーム・ロジャーソンのG.ロジャーソン調教師は、次走からニュージーランドダービーとオーストラリアンダービーの転戦を明言。香港遠征も意中にあることを明かしている。