現地11日、豪ローズヒルガーデンズ競馬場でG1クールモアクラシック（3歳以上牝馬、芝1500m）が14頭により争われ、中団のラチ沿いを追走するエスピオナ（3番人気タイ）が直線で馬群を縫うように抜け出すと、逃げ粘るプライドオブジェニ（12番人気タイ）を際どく差し切った（0.06馬身差）。

　道中で勝ち馬と並走の6番人気シーザベルターが、馬群の外を回ってさらに0.15馬身差の3着。1番人気のアナヴィストは2番手で直線に入るも歩様を乱し、大きく遅れて最下位でのゴールとなった。

　エスピオナはエクストリームチョイス（父ノットアシングルダウト）産駒の4歳馬で、前走のG3マンネリズムステークスからの連勝で通算3度目の重賞勝ち。昨年はG1サラウンドステークス3着からクールモアクラシックに臨むも1番人気で8着に敗れており、1年越しでのG1初制覇となった。