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豪G2アリスタークラークSは日系種牡馬祭り、モーリス産駒バンクモールらが上位独占

2023年03月19日 11:07

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 現地18日に豪ムーニーバレー競馬場で行われた3歳G2アリスタークラークステークス(芝2040m)は、4番人気のモーリス産駒バンクモールが好位追走からの差し切りで快勝。0.75馬身差の2着にリアルインパクト産駒のスイズロ(9番人気)が逃げ粘るなど、現役時代に日本で活躍した種牡馬の産駒が3着までを独占した。

 1番枠のバンクモールは逃げるスイズロの背後で3、4番手をキープし、前方2頭の外から約170mの短い直線に入ると、最後の100mでスイズロを捕らえた。スイズロから0.75馬身差の3着には後方2番手からサトノアラジン産駒のジャパニーズエンペラー(2番人気タイ)が追い込み、日本からオセアニアにシャトル派遣されている種牡馬の産駒が上位を独占。1番人気のロンロ産駒アメナブルは4着に敗れた。

 バンクモールは2歳終盤の昨年5月25日にデビュー勝ちし、明け3歳の9月25日に2勝目を挙げてG1コーフィールドギニーに挑むも8着に完敗した。その後は未勝利ながらもG3マンフレッドステークスで2着、前走のG1オーストラリアンギニーでは勝ち馬から1.35馬身差の4着に善戦。これまでマイル以下で2勝(2着2回)止まりだったが、2000m級への距離延長が功を奏して重賞初制覇とした。