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サトノアラジン旋風止まず、今度はペニーウェカがG1NZオークス制覇

2023年03月19日 11:12

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 ニュージーランドオークス(3歳牝馬、芝2400m)が現地18日にトレンサム競馬場で17頭により争われ、サトノアラジン産駒の3番人気ペニーウェカが中団追走から直線入口の馬ごみを抜け出し、3馬身突き抜ける圧勝劇を演じた。

 レースは浅野一哉騎乗の1番人気サクラガールが逃げ、ペニーウェカは中団より後ろの11番手付近で内ラチ沿いを追走。各馬の動きに応じて向かった最終コーナーでは前が壁となるも、外にスペースを見つけた残り400mから一気に抜け出し、ゴール前では鞍上が左右から振り返る余裕で勝利を決めた。

 後方2番手から追い込んだ15番人気のメーゼビーンが、ペニーウェカの直前を追走していた12番人気ミスチーフマネージドとの2着争いを0.3馬身差で制し、サクラガールは残り200mまで先頭を守るも6着に敗れた。

 ペニーウェカはペンタイア産駒の母スリーペンスが2011年のG1オークランドカップを制したティッチの半妹という良血で、昨年の10月15日にデビュー3戦目で初勝利。11月24日の5戦目から今回までは全て重賞に挑戦してきた。その間にG3デザートゴールドステークスでの2着など入着3回を記録したものの勝利には至らず、初勝利以来の白星で重賞初制覇としている。

 サトノアラジンの産駒は1週前の11日に2歳馬のトウキョウタイクーンが5戦無敗でG1システマステークスを制したばかり。この他にもセイクリッドサトノやグランドインパクトがNZや豪州で重賞勝ちするなど大ブレークしている。