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豪G1を9勝のアナモーが引退、欧州遠征は実現せず

2023年04月25日 13:07

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 オーストラリアでG1を9勝したアナモーの引退がオーナーのゴドルフィンから正式発表された。豪競馬メディア『racing.com』などが報じている。

 J.カミングス厩舎のアナモーはストリートボス産駒の4歳馬。2歳時からG1イングリスサイアーズを制すなど頭角を現し、3歳ではG1コーフィールドギニーやG1ローズヒルギニーなどを勝利。4歳となった今季は昨年8月のウィンクスステークスや10月のコックスプレート、今年3月のジョージライダーステークスなどG1を6勝する大活躍だった。

 年初には5月の英G1ロッキンジステークスに登録するなど欧州遠征も視野に入れていたが、陣営は今月8日のG1クイーンエリザベスステークス3着をラストランとすることを選択。通算25戦14勝(重賞13勝)で、豪ニューサウスウェールズ州のケルヴィンサイドスタッドにて種牡馬入りすることとなった。

 カミングス調教師は「彼は決して私たちを失望させることなく、全てのレースで私たちのために走ってくれた」「彼の子孫が活躍するのが楽しみでならない」とコメント。ゴドルフィンの豪州マネージングディレクターであるV.コックス氏は引退を「ほろ苦い」としつつ、「ゴドルフィンと競馬界の象徴的存在として、忘れられないレガシーを残した」とアナモーの功績をたたえていた。