UAEダービー3着のコンティノアール（牡3、矢作）が、ケンタッキーダービー（G1、ダート2000メートル、現地6日＝米チャーチルダウンズ）の出走を取り消すことが決まった。管理する矢作芳人調教師（62）が5日に発表した。

サウジアラビアとドバイへから転戦して、4月5日に米国入りして坂井騎手で出走を予定していた。だが、到着後に左後肢の歩様が乱れ、調整に努めたものの態勢を立て直しきることができず出走を断念した。

矢作師は以下のようにコメントを出した。

「アメリカ到着後、疲れから左後肢の歩様が乱れ、その後は回復に努めてきましたが、現状ではこの馬本来のパフォーマンスを発揮する事はできないと判断し、オーナーのご理解を得て出走取り消しの願出をしました。コンティノアールの将来を第一に考え、日本での馬券発売レースであることなどさまざまな状況を勘案し、断腸の思いで決断しました。アメリカ最大の競馬の祭典であるケンタッキーダービーに良い状態で出走すべくスタッフ一同頑張って来ましたが、大変残念でなりません。またいつの日か、この場に戻ってこられることを心から強く願っています。ここまで支援してくれたチャーチルダウンズ競馬場をはじめとする関係各位に深く感謝するとともに、復帰後はまたコンティノアールの応援をよろしくお願いいたします」

日本調教馬の出走は、UAEダービーを制したデルマソトガケ（牡3、音無）と、補欠から繰り上がった大井所属のマンダリンヒーロー（牡3、藤田）の2頭となった。

出典：日刊スポーツ