愛G3レヴモスSは伏兵ヤシンが競り勝ち、英ゴールドC参戦は明言せず
2023年05月20日 14:35
現地19日、愛レパーズタウン競馬場でG3レヴモスステークス(芝14ハロン)が行われ、S.フォーリー騎乗の伏兵ヤシンが競り勝った。
レースは1番人気のエミリーディッキンソンが先頭に立ってペースを握り、ヤシンは後方に待機。直線に入るとエミリーディッキンソンは後退し、いったんは4番手からポイントキングが抜け出したが、ゴール寸前でもうひと伸びしたヤシンが短アタマ差で差し切った。エミリーディッキンソンは6着に沈んだ。
J.ハリントン厩舎のヤシンはチャーチル産駒の4歳セン馬。昨年まではハンデ戦を2勝のみと目立つ実績はなかったが、今年初戦だったここで重賞初勝利を手にした。
レヴモスSはロイヤルアスコット開催でのG1英ゴールドカップに向けた前哨戦でもあり、近年の勝ち馬では2016年のオーダーオブセントジョージと昨年のキプリオスが英ゴールドカップも連勝している。
ただしハリントン調教師は同馬が秋の豪G1メルボルンカップが大目標であること、左回りが得意で良馬場が好走の条件であることに言及。同師の娘でアシスタントのケイト氏は「愛オークスの週末に行われる(7月のG2)カラカップに行く可能性もある。この馬はレース間隔を開けたほうがいい」と話し、英ゴールドカップ参戦は明言しなかった。