米ベルモントパーク競馬場で現地10日に行われたG1メトロポリタンハンデキャップ（3歳以上、ダート8ハロン）は、後ろから2頭目の8番手で中間点を通過した1番人気のコディーズウィッシュが、第3コーナーから捲り気味に進出して圧巻の勝利を飾った。

　ゲートで一完歩目が遅かったコディーズウィッシュは序盤に最後方となる場面もあったが、徐々に体勢を整えて第3コーナーから進出。先行する馬群の7頭分ほど外を回ると直線入口で先頭を奪い、3馬身1/4差を開いて圧勝した。7番手から追いすがる3番人気のゼンダンが、同じく後方から続くホワイトアバリオ（6番人気）との2着争いをアタマ差で制している。

　ゴドルフィンが生産・所有するカーリン産駒の5歳牡馬コディーズウィッシュは、今季初戦だった前走のチャーチルダウンズステークスに続く4度目のG1制覇。今回は他馬より最低でも1.5kg重いトップハンデを問題にせず、昨年5月からの連勝を「6」に伸ばした。