ディープ産駒プロフォンド、NZでの種付け権利は即完状態だったと関係者
2023年07月12日 13:02
ニュージーランド競馬公式サイトの『loveracing.nz』が、ディープインパクト産駒の種牡馬プロフォンドを共同で導入したウィンザーパーク・スタッドとマッパリー・スタッドについて「直近の種牡馬獲得により人もうらやむトレンドを継続中」とレポートしている。
サーカスマキシマスやアーモリーらとともにマッパリー・スタッドに繋養されているプロフォンドは、初年度の交配から満口となり好評を博している。
「プロフォンドに対するレスポンスは驚異的だった。我々はアナウンスしてからすぐに締め切ったんだ」と振り返るウィンザーパーク・スタッドのS.ティルGMによると、プロフォンドの種付け権利を販売する契約書にサインしてから数時間後には売り切れになったという。「彼は140頭ほどに種付けすることになるが、若い馬には十分で、我々の意中にあった数字でもある」と、第一歩は申し分のないものになったことをうかがわせている。
リダウツチョイス産駒のオネスティープリベールズを母に持つプロフォンドは、マジックミリオンズ社のゴールドコースト当歳セールで最高額の190万豪ドルで落札され、キャリアの序盤に豪G1スプリングチャンピオンステークス(芝2000m)を勝った。
ティルGMは「彼は見た目がとにかく素晴らしいし、母馬が生んだ最初の3頭とも100万豪ドル以上の値がついた」「彼は3戦目でG1を勝ったけど、そのような才能のある馬は多くない」とプロフォンドのセールスポイントを挙げている。
ティルGMによると、複数の重賞勝ちがあるガリレオ産駒のアーモリーは種牡馬デビューした昨年に125頭の繁殖牝馬を集めた。また、G1レース3勝のサーカスマキシマスは約160頭に種付けしており、来年はオーストラリア中のセールで存在感を発揮するだろうと期待している。