4月に新境地開拓の8歳馬セラピスト、米ユナイテッドネーションズSでG1初制覇
2023年07月23日 14:57
米モンマスパーク競馬場でG1ユナイテッドネーションズステークス(3歳以上、芝11ハロン)が現地22日に行われ、5番人気のセラピストが中団より後ろの6、7番手を並走すると、2周目の第3コーナーからのペースアップに応じて切れ脚鋭く快勝した。
レースは逃げ馬から5馬身ほど離れた2番手で1番人気のキャットニップが集団を先導し、2周目の第3コーナーで隊列が凝縮。先頭に立って直線に入ったキャットニップを、セラピストが捲るようにして並ぶ間もなく差し切った(1馬身1/2差)。勝ち馬の背後につけていた2番人気のレッドナイトが、さらに3/4馬身差の3着争いを制している。
フロイト(父ストームキャット)産駒の8歳セン馬セラピストは4月のG2パンアメリカンステークスで重賞初制覇を飾った遅咲き。9ハロンを超える距離の重賞挑戦は当時が初めてだったが、今回の11ハロンで距離適性を確かなものにした。