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伏兵ゴーロケットライドが金星、米G1ハスケルSでKYダービー馬メイジをねじ伏せる

2023年07月23日 14:59

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 米G1ハスケルステークス(3歳、ダート9ハロン)が現地22日にモンマスパーク競馬場で行われ、6番人気のゴーロケットライドが好位追走から先頭で直線に突入すると、外から食い下がるケンタッキーダービー馬メイジを1馬身3/4差と突き放して完勝した。

 デビュー2連勝で重賞制覇の1番人気アレイビアンナイトが序盤の2番手から先頭を奪って向正面に入ると、2馬身ほど後方からゴーロケットライドが追随。差なくメイジも追走して第3コーナーから一気にペースアップした。

 手応え良く進出したゴーロケットライドがアレイビアンナイトを捕らえて直線に突入し、外からメイジも加速して併せ馬の形に持ち込もうとする。しかし、そこからゴーロケットライドがもうひと伸びしてメイジを突き放し、アレイビアンナイトはさらに2馬身差の3着に敗れた。

 ゴーロケットライドはR.マンデラ調教師が管理するキャンディライド産駒の牡馬で、1月29日にサンタアニタパーク競馬場のダート6ハロンでデビュー勝ち。続くG2サンフェリペステークスでは1番人気に推されるも2着に敗れ、その後に熱発してサンタアニタダービーを断念すると、3カ月を開けた前走のリステッドで仕切り直しの勝利を挙げていた。

 米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、カリフォルニア州に拠点を置くマンデラ師はニュージャージー州のモンマスパーク競馬場を20年余りも訪れていなかったとのこと。ゴーロケットライドについても再度の長距離輸送を避けるためにトラヴァーズステークス(サラトガ競馬場=ニューヨーク州)には使わない意向で、優先出走権を獲得したブリーダーズカップクラシックについても態度を保留している。