仏ドーヴィル競馬場で現地20日に行われた3歳牝馬によるG2ノネット賞（芝2000m）は、1番人気のジャンナローズが5頭立ての3番手から末脚を伸ばし、逃げ粘るサクソンウォリアー産駒の3番人気ルミエールロックをねじ伏せた（アタマ差）。

　レースは5頭が1馬身から2馬身ほどの等間隔で縦長の隊列を作り、2番手追走の4番人気エターナルホープが最終コーナーから進出。外から末脚を伸ばすジャンナローズが残り200mで並び、最後の50mからジャンナローズがルミエールロックとともに抜け出してねじ伏せた。エターナルホープはさらに1馬身1/2差の3着に後れた。

　C.ラフォンパリアス調教師が管理するフランケル産駒のジャンナローズは、5月のG1サンタラリ賞に続く3度目の重賞制覇。続く前走の仏オークスではブルーローズセンの6着に敗れたが、G2で改めて実力を証明した。