クラシックレジェンドが引退、今後はマカヴォイ騎手の家族が経営する牧場で余生
2023年08月23日 13:25
2020年に芝レースとして世界最高賞金のジ・エベレストを制すなど、豪州のスプリント戦線で活躍したクラシックレジェンドの引退が決まり、同馬を管理するL.ブリッジ調教師が事実関係を認めた。
豪競馬メディア『racenet.com.au』によると、ブリッジ師は「クラシックレジェンドは跛行もしていなかったし、先週の木曜日(17日)にはこれまで通りの調教をしたんだ」「でも、先日に受けた腱のスキャン検査の結果が思わしくなくて引退を決断した。彼は我々に尽くしてくれたから、リスクを取りたくなかったんだ」と、馬の健康と生命を優先したことを明かしている。
クラシックレジェンドはジ・エベレストをはじめG2ザショーツなど重賞2勝を含む通算15戦6勝。G1未勝利ながらジ・エベレストの賞金が大きく、豪州で歴代10位となる計938万5000豪ドル(約8億8000万円)を獲得した。オーナーが香港在住という関係もあり、ジ・エベレスト制覇後は香港スプリントを目指して移籍したものの失敗。豪州に再移籍するも脚部不安に悩まされて3戦しかできず、昨年9月のザショーツで最下位の13着に沈んだのが最後のレースとなった。
クラシックレジェンドはセン馬のため種牡馬になれないが、今後は豪州で主戦を務めたK.マカヴォイ騎手の家族が経営する牧場に引き取られて余生を送るという。