伝説の名牝ラフィアンの遺骨、ベルモントパーク競馬場から故郷に移送
2023年08月26日 14:42
1970年代に無敗でニューヨーク牝馬三冠(当時)を制すなどアメリカの伝説的な名牝として知られるラフィアンの遺骨が、ベルモントパーク競馬場から生まれ故郷のクレイボーンファームへ移された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。
1972年にクレイボーンファームで生まれたラフィアンは、75年にデビューから10連勝で当時のNY牝馬三冠(エイコーンステークス、マザーグースステークス、コーチングクラブアメリカンオークス)を制覇した。
しかし同年7月にベルモントパーク競馬場で行われたケンタッキーダービー馬フーリッシュプレジャーとのマッチレースで故障して予後不良に。亡骸は同競馬場の敷地内に埋葬されていた。なおラフィアンはこの翌年に米競馬殿堂入りを果たした。
移送決定にかかわったS.ジャネイ3世氏は「ラフィアンの墓地を50年近く保護してくれたニューヨーク州競馬協会(NYRA)に感謝したい」とコメント。「これは素晴らしい成果であり、一般の人々が墓所を訪れてラフィアンに敬意を表する機会が増えるだろう」と語っている。