7月のG2スーパーレイティブステークスを圧勝して来春の英2000ギニー1番人気に浮上したシティオブトロイについて、同馬を管理するA.オブライエン調教師が米ブリーダーズカップ遠征の可能性があることを明らかにした。

　地元メディアの『irishracing.com』などによると、現時点でシティオブトロイの次走をG1ヴィンセントオブライエンナショナルステークス（9月10日）とするオブライエン師は「もし彼でなければ、ヘンリーロングフェローに行かせるが、思い描いているのはヘンリーをデューハースト（ステークス）にして、シティオブトロイはナショナルSということだ。どちらの状態もいいよ」と構想を披露。

　その上でオブライエン師は「アメリカへ行くには超ハイレベルで走れる強い馬が必要だし、シティオブトロイは行ける可能性の範疇にある」「ナショナルSでどうなるかだが、もし行かせるなら、彼の鋭さを増すために6ハロンのG1ミドルパークステークス（9月30日）で距離短縮することもある」「彼にはアメリカでダートを走る機会もあるが（ナショナルSで）見てからだね」と、米三冠馬ジャスティファイを父に持つシティオブトロイのダート挑戦に含みを持たせている。