現地9日に愛レパーズタウン競馬場で行われた2歳G2チャンピオンズジュベナイルステークス（芝8ハロン）は、単勝1.53倍の圧倒的人気に推されたR.ムーア騎乗のディエゴヴェラスケスが、逃げ粘る4番人気キャピュレットをねじ伏せて快勝した。

　最内枠のディエゴヴェラスケスは序盤に外の2番人気アトランティックコーストと馬体を接触させながら進路を主張。キャピュレットの背後で包まれない位置を確保すると、直線では大きな完歩で徐々に加速しながら1/2馬身差で差し切った。さらに3馬身1/4差の3着にアトランティックコーストが続いている。

　ディエゴヴェラスケスはA.オブライエン調教師が管理するフランケル産駒の牡馬で、サンクルー大賞勝ちのブルーム、この日のアイリッシュチャンピオンステークスに出走したポイントロンズデールを半兄に持つ良血。8月12日にカラ競馬場の芝7ハロンでデビュー勝ちし、これで2連勝とした。

　チャンピオンズジュベナイルSは昨年にオーギュストロダンが制したのをはじめ、ブルームとポイントロンズデールの父オーストラリアも2013年に優勝。両馬は翌年に英・愛ダービー制覇を果たしている。