現地10日、愛カラ競馬場でG1フライングファイブステークス（芝5ハロン）が行われ、単勝オッズが一桁の人気馬3頭が総崩れとなる展開の中で、4番人気のモスタッカーが勝利を収めた。

　直線コースで序盤は中央寄りの集団の2番手に付けたモスタッカーは、馬群合流後に3番人気のブラッドセルと馬体を併せてスパート。あっさりブラッドセルを振り切ると、先行していた2頭もゴール前できっちり差し切った。

　2着は半馬身差で6番人気のゲットアヘッドが続き、さらに1馬身1/4差で5番人気のイクウォリティが3着。連覇を狙っていた1番人気のハイフィールドプリンセスは後方から伸びずに5着、カラ競馬場で重賞4勝の2番人気アートパワーは6着、英G1キングズスタンドステークス勝ち馬の3番人気ブラッドセルは7着に終わった。

　K.コンドン厩舎のモスタッカーはエクセレブレーション産駒の5歳セン馬。G1経験は昨秋の仏G1アベイドロンシャン賞5着しかなく、前走の愛G3フェニックススプリントステークスで重賞初制覇したばかりだったが、2度目のG1挑戦で見事に勝利した。