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独ダービー馬ファンタスティックムーンがニエル賞制覇、ジャパンC参戦も

2023年09月11日 14:36

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 現地10日、仏パリロンシャン競馬場でG1凱旋門賞の前哨戦にあたるG2ニエル賞(3歳、芝2400m)が行われ、独ダービー馬ファンタスティックムーンが地元フランスのG1馬たちを相手に快勝した。

 ファンタスティックムーンは内の3番手と好位を確保。仏2000ギニー馬マルハバヤサナフィが外でほぼ並び、仏G1パリ大賞の勝ち馬フィードザフレームは7頭立ての最後方からのレースとなった。最低人気のキングオブレコーズが大逃げで迎えた直線では、残り200m手前でファンタスティックムーンが先頭に。フィードザフレームも懸命に脚を伸ばしたが時すでに遅く、ファンタスティックムーンが2馬身半差をつけてゴールした。

 3着は伏兵ブラヴェ。マルハバヤサナフィは勝ち馬から5馬身差の4着だった。

 シーザムーン産駒のファンタスティックムーンは独ダービー制覇後に独G1ダルマイヤー大賞で2着。今月3日の独G1バーデン大賞は馬場状態を理由に回避したが、フランスに遠征してきっちり勝利を収めた。

 凱旋門賞の前哨戦を制したファンタスティックムーンだが、本番参戦には追加登録が必要。英競馬メディア『At The Races』によると、オーナーグループのL.バウムガルテン氏は「凱旋門賞に行くかはまだ分からない。ブリーダーズカップやジャパンカップも選択肢のひとつだ」とコメントした。