米G2サンタアニタスプリントチャンピオンシップステークス（3歳以上、ダート6ハロン）が現地9月30日にサンタアニタパーク競馬場で行われ、1番人気のドクターシーヴェルが内ラチ沿いの3番手から直線入口で抜け出し、道中並走から外を回って食い下がる2番人気のスピードボートビーチを抑え込んだ（アタマ差）。

　両雄の背後で4番手追走の5番人気フォートブラッグがさらに1馬身1/4差の3着に続き、3番人気のアラビアンライオンは勝ち馬の背後から中間点で早くも苦しくなり7着に沈んだ。

　M.グラット調教師が管理するヴァイオレンス（父メダグリアドーロ）産駒の5歳牡馬ドクターシーヴェルは、このレースを2021年に制して以来の重賞4勝目。2022年はドバイゴールデンシャヒーン（3着）の1戦しかできず、1年1カ月余りの休養から今年5月の条件戦（1着）で復帰するも、その後はG1で一歩及ばない結果が続いていた。

　サンタアニタパーク競馬場の公式サイトが紹介した関係者コメントによると、オーナーサイドは次戦がブリーダーズカップ開催になることを明言。グラット師もこのレースからBCスプリントで2着になった2年前のローテーションを意識していたと明かしている。