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関係者が日本に縁のユウギリ、米G2サラブレッドクラブオブアメリカSで激闘制す

2023年10月11日 13:45

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 米キーンランド競馬場で現地7日、牝馬G2サラブレッドクラブオブアメリカステークス(3歳以上、ダート6ハロン)が7頭により争われ、2番人気のユウギリが逃げ馬に併せるようにして2番手を追走すると、直線では1番人気ウィキッドヘイローを差し返して激闘を制した。

 ユウギリは好発からハナを切る勢いで先行し、最終コーナーから抜け出す構えを見せる。そこに道中は約2馬身後ろにつけていたウィキッドヘイローが襲い掛かって一度は半馬身ほど前に出たが、ユウギリが最後の100ヤードから差し返してハナ差で勝利。さらに5馬身離れた3着には5番人気のラストリーフが入線した。

 ユウギリはシャックルフォード産駒の4歳馬で「エア」の冠名で知られる吉原毎文氏と世紀恵氏が夫妻で所有。生産も吉田直哉氏が社主のウィンチェスターファームで関係者は日本に縁が深い。昨年4月のファンタジーステークス勝ちから挑んだケンタッキーオークスでは13着に完敗したが、今回で2度目の重賞制覇としている。

 この勝利でユウギリはブリーダーズカップフィリー&メアスプリントの出走権を獲得。管理するR.ブリセット調教師にとっては拠点を置くキーンランドで初の重賞勝利となった。