豪コーフィールド競馬場で現地14日に行われたG1マイトアンドパワー（3歳以上、芝2000m）は、離れた2番手で先行した2番人気のアリゲーターブラッドが直線入口から抜け出すと、後方4番手から追い上げる最低10番人気のヴァウアンドディクレアに2馬身差をつけて完勝した。

　アリゲーターブラッドは大逃げの先頭から10馬身余りの2番手で中間点を通過し、残り700m付近からペースアップ。直線入口の300m地点で先頭に立って一気に押し切った。最後方から内ラチ沿いを進んだ3番人気のデュアイスが3着に続き、1番人気のジャストファインは道中で勝ち馬をマークするも最下位の10着に沈んだ。

　G.ウォーターハウス＆A.ボット調教師が管理するアリゲーターブラッドは、前走のアンダーウッドステークスと連勝で7度目のG1制覇。重賞は節目の10勝目とした。豪競馬メディア『racing.com』は、現地ブックメーカー各社がコックスプレートにおけるアリゲーターブラッドの前売りオッズを6倍に半減させ、アメリアズジュエル、ロマンチックウォリアーに次ぐ3番手としたことを報じている。