現地14日、米キーンランド競馬場でG1クイーンエリザベス2世チャレンジカップ（3歳牝馬、芝9ハロン）が行われ、O.マーフィー騎乗の英1000ギニー馬モージが1番人気に応えた。

　じわりとハナに立ったモージは後続を引きつけながらレースを先導。持ったまま直線に入って鞍上が仕掛けるとリードを広げ、4番手から追い上げてきたリンディーを半馬身差で退けた。

　さらに半馬身差で人気薄のミッションオブジョイ。2番人気のイルーシヴプリンセスは4着までだった。

　S.ビン・スルール厩舎のモージはエクシードアンドエクセル産駒。今年は冬のドバイで2連勝後に5月の英1000ギニーを制覇し、今回はそれ以来のレースだった。半兄のモダンゲームズも仏2000ギニーと米G1ブリーダーズカップマイルなどを勝っており、きょうだい揃って欧州クラシックと米G1のダブル制覇を達成した。

　米競馬メディア『bloodhorse.com』によると、これが重賞通算500勝目となったビン・スルール調教師は次走について、予定どおり11月4日の米G1ブリーダーズカップになると語っている。