現地14日、豪コーフィールド競馬場でG2ハーバートパワーステークス（芝2400m）が行われ、J.モレイラ騎乗のミリタリーミッションが勝利した。

　2番目に重い57キロの斤量を背負ったミリタリーミッションは大外から出て後方2番手に待機。中盤でジワリとポジションを上げていって残り700メートル付近から早くも鞍上の手が激しく動いたが、そのままロングスパートで先頭まで突き抜けてゴールした。

　2着は欧州から移籍5戦目で53キロのユナイテッドネーションズ。トップハンデタイ（58キロ）だった8歳の古豪リーガルパワーは最下位の9着に沈んだ。

　G.ウォーターハウス＆A.ボット厩舎のミリタリーミッションはマスタークラフツマン産駒の6歳セン馬。21年にオーストラリアへ戦いの場を移し、今年2月のG3ホバートカップで重賞初制覇すると今季も前々走のG3ニューカッスルゴールドカップを勝ち、前走はG1ザメトロポリタンで4着に入っていた。

　豪競馬メディア『racing.com』によると、ウォーターハウス調教師は次走の候補に11月のG1メルボルンカップを挙げている。