現地22日、仏サンクルー競馬場でG3パース賞（3歳以上、芝1600m）が10頭により争われ、2番人気のベルベクが前方の1番人気トリバリストをマークしながら4番手を進むと、残り300mで抜け出しそのまま押し切った。

　レースは10頭が直線で内外に分散し、ベルベクは内ラチ沿いを進むトリバリストに続いて直線へ。馬群の後方にいた3番人気ザレヴナントが外ラチ沿いから猛然と追い上げて1/2馬身差の2着に続き、トリバリストはさらに2馬身差の3着に終わった。

　ベルベクはA.ファーブル調教師が管理するショーケーシング産駒の3歳牡馬で、昨年10月のG1ジャンリュックラガルデール賞以来、1年ぶりの白星で重賞3勝目。今年は7月のジャンプラ賞（6着）後にひと息入れ、9月のムーランドロンシャン賞で小差の5着、前走のG3ダニエルウィルデンシュタイン賞も3着と復調の兆しを見せていた。