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アガ・カーンスタッドがタヒーラの繁殖入りを発表、エレヴァンも種牡馬に転身

2023年10月25日 12:30

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 今年の愛1000ギニーなどを制したタヒーラの現役引退が決定し、アガ・カーンスタッドでの繁殖入りが発表された。

 タヒーラは2歳時にデビュー2連勝でG1モイグレアスタッドステークスを制し、3歳の今年は初戦の英1000ギニーこそモージに惜敗して初黒星を喫するも、次戦の愛1000ギニーからロイヤルアスコット開催のコロネーションステークス、そして古馬と初対戦のメイトロンステークスまでG1レース3連勝。今月21日のクイーンエリザベス2世ステークスでは3着に終わり、結果的に現役最後のレースとなった。

 英競馬メディア『attheraces.com』などによると、アガ・カーンスタッドのマネージャー、P.ダウンズ氏は「我々は(クイーンエリザベス2世Sの)土曜日から話し合ってきた」「4歳までG1勝ちがなかった姉のタルナワとは異なり、タヒーラは2歳と3歳のチャンピオンで、牧場の今後のために極めて重要な牝馬だ」「彼女は十分にやってくれたし、次のステージへ移る時だと感じている」と、繁殖牝馬としての価値を優先したとの考えを明かしている。

 また、アガ・カーンスタッドはエレヴァンの引退も発表した。エレヴァンはG1未勝利ながら父ドバウィ、母エルヴェディヤは2015年に仏1000ギニーなど3勝の良血。今後はと仏ノルマンディーのボンヌヴァル牧場でシユーニやヴァデニらと種牡馬生活を送る。