英チャンピオンズデー（21日）のG1チャンピオンステークスとG2チャンピオンズロングディスタンスカップで2勝を挙げ、健在ぶりを示したL.デットーリ騎手が2レースでムチ使用ルールに抵触し、計16日間の騎乗停止となったことが明らかになった。

　デットーリ騎手はトローラーマンを勝利に導いたロングディスタンスCで、制限を1回超過する6回のムチを使用。この件では「クラス1」に該当するレースのステータスも考慮し、騎乗停止4日間のところを8日間に倍増された。

　また、デットーリ騎手は続く英チャンピオンズスプリントステークスをキンロスに騎乗して惜敗した際にもムチの使用制限を1回超過。ロングディスタンスCと同様の処分を受けたため、合計16日間の騎乗停止を科された。

　この処分は11月7日のメルボルンカップ当日から有効になる。デットーリ騎手は参戦を予定していたが、栄光のキャリアにあって未勝利のメルボルンCを、今年は戦わずして断念せざるを得なくなった。

　なお、ポプトロニックで英チャンピオンズフィリーズ＆メアズステークスを制したS.ジェームス騎手、アートパワーをチャンピオンズスプリントSの勝利に導いたD.アラン騎手もムチの使用制限を各1回超過して騎乗停止となっている。