【BCスプリント】エリートパワー、史上3頭目の連覇
2023年11月06日 12:00
現地4日、米サンタアニタパーク競馬場でG1ブリーダーズカップスプリント(ダート6ハロン)が行われ、I.オルティスJr.騎乗のエリートパワーが連覇を達成した。
レースは全馬がほぼ一団となって進み、エリートパワーは外の後方2番手。第3コーナーから持ったままで3番手まで押し上げると、スパートした直線では先行勢をあっさりかわして先頭に。そのまま2着のガナイトを1馬身半差で下した。3着はさらに半馬身差でナカトミだった。
W.モット厩舎のエリートパワーはカーリン産駒の5歳馬。昨年は5連勝でBCスプリントを制すと、今年になっても勢いは止まらず。2月にはサウジG3リヤドダートスプリントを勝ち、7月のG1アルフレッドG.ヴァンダービルトハンデキャップまで8連勝した。前走のG1フォアゴーステークスではガナイトの2着で連勝がストップしたものの、今回はロイエイチとミッドナイトリュートに続く史上3頭目のBCスプリント連覇の偉業を成し遂げた。
エリートパワーは、土曜日のレースでBCダートマイルのコディーズウィッシュ、BCフィリー&メアスプリントのグッドナイトオリーブに続いて連覇を果たした3頭目となった。またオルティス騎手はグッドナイトオリーブとエリートパワー、そしてBCクラシックのホワイトアバリオで3勝を挙げ、BC開催で最も活躍した騎手に贈られるビル・シューメイカー賞に選出された。