豪G1ノーザリーS、伏兵ドムトゥシュートがザーキらと3頭一線の接戦を制す
2023年12月10日 10:49
豪アスコット競馬場で現地9日に行われたG1ノーザリーステークス(3歳以上、芝1800m)は、中団の内ラチ沿いを追走した8番人気のドムトゥシュートが直線入口でスムーズに外へ持ち出され、2番手から押し切り寸前の1番人気ザーキを際どく差し切った。
ドムトゥシュートは最内枠を利して好位勢の後ろに収まると、最終コーナーから流れるように馬群の外へ切り替え、直前から伸びる7番人気ジップアウェイと併せるようにしてザーキを追撃。最後に首を下げた所でザーキに0.04馬身先着し、さらに0.03馬身差の3着にジップアウェイで決着した。
ドムトゥシュートはS&J.ケイシー調教師が管理する6歳セン馬で、エンコスタデラーゴに遡るシューティングトゥウィンの産駒。今回がG1初制覇で重賞2勝目としている。なお、このレースがキングストンタウンクラシックの名称で行われていた2020年と前走のレイルウェイステークスでG1レースの3着を2回記録していた。