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2024年のG1はNZで波乱の幕開け、伏兵ワイタクがレイルウェイSを制す

2024年01月07日 10:00

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 元旦のニュージーランド・プケコヘパーク競馬場で2024年最初のG1レースとして行われたレイルウェイステークス(芝1200m)は、最後方の9番手で直線に入った6番人気のワイタクが馬群の中から1.3馬身突き抜けて快勝した。

 序盤から最後方に控えたワイタクは先頭から7馬身ほどの位置で直線へ。バラけた馬群の中に突っ込むと、2番手から先頭をうかがう8番人気のマーキュリアルが外にもたれて5番人気のボニーラスと接触する間に、大きく開いたスペースから難なく先頭に躍り出た。

 ボニーラスがマーキュリアルを0.8馬身抑えて2着に続き、1番人気のバビロンベルリンと2番人気のサトノアラジン産駒セイクリッドサトノは、それぞれ中団から内を突くも伸び切れず7着と8着に沈んだ。

 ワイタクはL.オサリヴァン&A.スコット調教師が管理するプロワジール産駒の4歳セン馬で重賞初制覇。これまで3度のG1挑戦は2歳時にマナワツサイアーズプロデュースステークスで3着、3歳の昨年はNZダービーで5着、クイーンズランドダービーで14着に終わり、半年ぶりの4歳初戦となった12月2日の前走は距離を1300mに短縮して久々の勝利を手にしていた。