米サンタアニタパーク競馬場で現地3日に行われたG3ロバートB.ルイスステークス（3歳、ダート8ハロン）は、単勝1.10倍の圧倒的人気に推されたナイソスが4番手で中間点を通過すると、直線ではノーステッキで7馬身1/2差を開き圧勝した。

　序盤の3番手から4番手に控えたナイソスは、先頭から3馬身余りの位置で中間点を通過。第3コーナーから押し上げて逃げる3番人気スキャティファイを直線入口で捕らえると、そこから一方的にリードを広げて最後の100ヤードを流してゴールした。

　道中2番手キープの2番人気ワインミーアップが2着に粘り込み、さらに3/4馬身差の3着にスキャティファイが続いた。

　B.バファート調教師が管理するナイキスト産駒のナイソスは、昨年11月のG3ボブホープステークス以来となる3歳初戦を制し、これで無傷のデビュー3連勝。ワインミーアップとワンツーのバファート師は、このレースを6連覇（通算12勝）としている。なお、ロバートB.ルイスSの距離は今年から8ハロンに短縮された。

　ロバートB.ルイスSの優勝馬は2021年のメディーナスピリットがケンタッキーダービーで1位入線を果たしたが、禁止薬物の使用が発覚して失格となり、その責任を問われたバファート師はチャーチルダウンズ社から受けた出禁処分が継続中。現状はナイソスのKYダービー出走も宙に浮いている。