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アメリカでドバイGSへの注目戦、シベリウスは昨年と同じ臨戦で連覇へ

2024年02月14日 11:40

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 現地10日、米タンパベイダウンズ競馬場でリステッドのペリカンステークス(4歳以上、ダート6ハロン)が行われ、2番人気のシベリウスが道中3、4番手で並走の5番人気ミッシュをゴール前で差し切った。

 J.オドワイヤー調教師が管理するノットディスタイム産駒のシベリウスは、前走のG3ミスタープロスペクターステークスから連勝で両レースを連覇。昨年はミスタープロスペクターSからドバイゴールデンシャヒーンまで3連勝したが、米競馬メディア『drf.com』によると、オドワイヤー師は順調なら今年も同じ臨戦でドバイGSの連覇を狙うと明言している。

 また、ブリーダーズカップスプリントの3着馬で、1番人気ながら直線で追いづらい面があり1馬身1/2差の3着に敗れたナカトミのW.ウォード調教師もドバイ遠征の予定を明かしている。

 一方、同日のサンタアニタパーク競馬場ではG3パロスヴァーディスステークス(4歳以上、ダート6ハロン)が行われ、2番手を追走した単勝1.40倍のビッグシティライツが連覇を狙う同2.90倍の2番人気ホプキンズとの一騎打ちを制した。

 好スタートからハナを切ったホプキンズに対し、序盤の3番手から背後に押し上げたビッグシティライツは直線入口で突き放されるも、しぶとく巻き返すと最後にハナ差だけ前に出て決着。3着はさらに4馬身離れ、出走5頭が人気順通りでの決着となった。

 ビッグシティライツはR.マンデラ調教師が管理するミスタービッグ(父ダイナフォーマー)産駒の5歳牡馬で今回が重賞初挑戦。2021年6月から約1年2カ月、昨年1月から11月までと長期休養を2回経験し、今回を含めて9戦とキャリアは浅いものの、5勝、2着4回と完全連対を続けている。

 パロスヴァーディスSは米西海岸からドバイゴールデンシャヒーンへのルートとして機能しており、昨年のホプキンズは次戦のドバイGSで4着、2018年と2019年に連覇のロイエイチもドバイGSに遠征している(2018年は3着、2019年は出走取消)。