現役時代に短距離G1を2勝して種牡馬入りしたアケースオブユーが、今年後半にアイルランドから南アフリカへ移動することが分かった。『Sporting Post』が報じている。

　アケースオブユーはゴーンウエスト系ホットストリーク産駒の6歳馬。2歳時から重賞勝ちを重ね、3歳秋だった2021年に仏G1アベイドロンシャン賞を制覇。翌22年3月にはドバイG1アルクオーツスプリントも勝った。

　以降は勝ち星を挙げられず、通算22戦7勝で23年に引退。アイルランドで種牡馬入りした。同馬を迎え入れる南アフリカのドラケンシュタインスタッドは「アケースオブユーの導入は、南アフリカへ異なる血統を持つ快速馬を迎え入れる絶好の機会」と語り、新たな血統による発展に期待を寄せている。