アルクオーツスプリント前哨戦のG3ナドアルシバターフスプリントが現地2日にメイダン競馬場の芝・直線1000mを舞台に行われ、3番枠から内ラチ沿いを先行したフロストアットドーンが残り400mで先頭に立つと、トラックレコードの55秒41で圧勝した。

　前走でG2ブルーポイントスプリント勝ちのスターオブミステリーはスタート直後の最後方から馬場の外目を通って巻き返すも2馬身1/2差の2着、さらに1馬身3/4差の3着には中団から馬場の四分所を伸びてロゴハンターが続いた。

　フロストアットドーンは英国のW.ナイト調教師が管理するフロステッド産駒の3歳牝馬で、昨年11月のデビュー2戦目にチェルムスフォード競馬場のオールウェザー7ハロンで初勝利。翌月からメイダン競馬場に滞在してダートで2戦し、前々走から芝のレースに転換して今回が重賞初挑戦だった。これで通算成績を7戦2勝としている。

　なお、2着のスターオブミステリーも勝ち馬と同じく3歳牝馬。ゴドルフィンが所有するコディアック産駒で、半姉にはアメリカでG1レース2勝のアルシクァがいる。3歳牝馬と3着のロゴハンター（6歳セン馬）との間には5.5kgの斤量差があった。