賞金総額375万豪ドル（約3億6660万円）のオールスターマイル（重賞未格付け、芝1600m）が現地16日にコーフィールド競馬場で行われ、2番人気のプライドオブジェニが好発から2ハロン目で先頭に立つと、そのままペースを緩めず飛ばして圧巻の逃げ切りを決めた。

　6番枠のプライドオブジェニは内の馬を見ながら300m付近で先頭に立ち、中間の800m地点を47秒77で通過。直線に入ると背後からついてくるバッファローリバー（11番人気）を突き放し、後方3番手から追い上げる1番人気のミスターブライトサイドを2馬身差と寄せつけずにゴールした。

　1馬身差の3着に3番人気のカスカディアンが最後方から追い込み、さらに2馬身差の4着にバッファローリバーが続いた。

　プライドオブジェニはC.マー調教師が管理するプライドオブドバイ産駒の牝馬。昨年11月のエンパイアローズステークスで重賞初制覇を飾り、連闘のカンタラステークスではミスターブライトサイドを破ってマイルG1を連勝と、6歳を迎えた今シーズンに素質を開花させた。休養を経た秋初戦の前走は1400mのG1C.F.オーアステークスでミスターブライトサイドに差し切られたが、マイル戦に戻って鮮やかに立場を逆転した。

　豪競馬メディア『racing.com』によると、今後のプライドオブジェニら上位3頭はいずれも2000mのG1オーストラリアンカップ（3月30日）に向かう可能性がある。