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​マルキーズドセヴィニエが仏G1イスパーン賞で牡馬一蹴、目標は凱旋門賞

2024年05月27日 12:55

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 現地26日、仏パリロンシャン競馬場でG1イスパーン賞(芝1850m)が行われ、A.プーシャン騎乗のマルキーズドセヴィニエが1番人気に応えた。

 スタート直後は昨年の仏二冠牝馬ブルーローズセンがハナに立ったが、アヤザークに先頭を譲る形で隊列が確定。マルキーズドセヴィニエは3番手に控えたブルーローズセンの直後の内の5番手に収まる。

 直線に入るとマルキーズドセヴィニエは馬場の中央寄りに進路を取ってスパート。最後は外から馬体を併せてきたオリゾンドレとの叩き合いになり、短アタマ差で競り勝った。

 二代父がサンデーサイレンス産駒ハットトリックのオリゾンドレは惜しくも初G1制覇ならず。さらに3/4馬身差の3着にはアヤザークが続き、ブルーローズセンは5着まで。昨年の仏2000ギニー馬マルハバヤサナフィは6着に終わった。

 A.ファーブル厩舎のマルキーズドセヴィニエはシユーニ産駒の5歳馬。昨夏にはマイルの仏G1ロートシルト賞と2000メートルのジャンロマネ賞と仏牝馬G1を連勝し、今年は4月のリステッドから始動して牡馬混合G1を制してみせた。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、陣営は「彼女の兄(ミアンドル)は12ハロンのG1を3勝(実際はパリ大賞、サンクルー大賞、ベルリン大賞、オイロパ賞の4勝)しているし、彼女も試さなければ。主な目標は凱旋門賞だ」とコメント。「5歳で絶好調な今が絶好のタイミング。いったん休養し、夏は(連覇がかかる)ロートシルト賞とジャンロマネ賞に出て、凱旋門賞に向けて鍛え上げていく」と語っている。