見逃せない対決だ－。米3冠最終戦のベルモントSと同日（8日）に行われるメトロポリタンハンデキャップ（G1、ダート1600メートル、サラトガ）の出走馬と枠順が3日、確定した。6頭立ての少頭数となったが、昨年のBCクラシック覇者ホワイトアバリオ（牡5、R・ダトローJr．）と、今年のペガサスワールドC覇者ナショナルトレジャー（牡4、B・バファート）がともに2月のサウジC以来の帰国初戦で激突することになった。

　2月のサウジCは今年、日本馬が4頭出走し、JRAの海外馬券発売が行われた。ホワイトアバリオはBCクラシック覇者として1番人気の支持を集めたが、まさかの10着惨敗。ナショナルトレジャーも5番人気で4着に敗れている。

　今回はホワイトアバリオがトップハンデの57キロ、ナショナルトレジャーが56・5キロを背負う。主催者が発表した想定の単勝前売りオッズ（モーニングライン）はホワイトアバリオが2・2倍の1番人気、ナショナルトレジャーが2・6倍の2番人気。中東サウジアラビアでファンの期待を裏切った2頭が約3カ月ぶりの復帰戦でどのような競馬を見せるのか。ここからどの路線に進むのか。秋のBC開催（デルマー）で再び日本馬との対決はあるのか。注目の一戦になりそうだ。

出典：日刊スポーツ