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【プリンスオブウェールズS】“大台はディープ産駒”エイダン・オブライエン師G1通算400勝

2024年06月20日 18:25

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<プリンスオブウェールズS>◇19日=アスコット(英国)◇G1◇芝1990メートル◇4歳上◇出走10頭

 “衝撃”の記録達成となった。アイルランドのエイダン・オブライエン調教師(54)がオーギュストロダン(牡4)のプリンスオブウェールズSでG1通算400勝を達成。通算300勝を挙げたのは同じディープインパクト産駒サクソンウォリアーが制した18年の英2000ギニー。前回に続き、ディープインパクト産駒で節目の記録達成となった。

 アスコット競馬場のパレードリング内の表彰では、オブライエン師のG1・400勝を祝う記念のラグがプリンスオブウェールズ(ウィリアム王子)から手渡され、そこには国別のG1勝利数が国旗と数字で示されている。英国が177勝、母国のアイルランドが119勝、フランスが58勝、米国が35勝、香港とイタリアが3勝、オーストラリアとカナダが2勝、UAEが1勝。日本は未勝利のままだ。

 レーシングポスト電子版は節目の数字を紹介。G1初勝利はデザートキングで制した96年のナショナルS。通算100勝目はオージールールズで制した06年のプールデッセデプーラン(仏2000ギニー)。200勝目はワズで勝った12年オークスとなっている(その他にイスタブラクのチェルトナムゴールドカップなどジャンプのG1を22勝)。

 若き天才調教師、エイダン・オブライエンはクールモアの専属調教師として、私設調教場「バリードイル」を管理。名馬を育てるとともに、これまでに多くの日本人ホースマンがここで働き、学んでいる。日本の競馬界にも多くの影響を与え続けるホースマンはどこまで数字を伸ばしていくのか、いつか日本のG1を勝つ日は来るのか。

出典:日刊スポーツ