現地21日、英アスコット競馬場でG1コロネーションステークス（3歳牝馬、芝8ハロン）が行われ、T.マーカンド騎乗のポルタフォーチュナが昨年の欧州2歳女王オペラシンガーらを下した。

　序盤はオペラシンガーが外目をポツンと走っていたが馬群合流後は2番手に収まり、ポルタフォーチュナはその直後の3番手に。直線残り2ハロン過ぎで先頭に立ったオペラシンガーを追ったポルタフォーチュナは残り1ハロンで並ぶ間もなくライバルをかわし、1馬身差の勝利を収めた。

　1番人気に推されていた英1000ギニー3着馬ラマチュエルはさらに1馬身半差の3着で、その英1000ギニーを人気薄で制したエルマルカは4着まで。仏1000ギニー馬ルーヒヤは最下位の9着に沈んだ。

　D.オブライエン厩舎のポルタフォーチュナはカラヴァッジオ産駒。2歳時は英G1チェヴァリーパークステークスを含む重賞3勝を挙げ、米G1ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフでは2着と好走した。今年初戦だった前走のG1英1000ギニーは2着だったが、そこで後塵を拝したエルマルカに雪辱を果たした。