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重賞初挑戦のアイルオブジュラ、英G2ハードウィックS快勝でキングジョージへ

2024年06月23日 08:08

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 英ロイヤルアスコット開催最終日の現地22日にG2ハードウィックステークス(4歳以上、芝12ハロン)が行われ、道中4番手追走の6番人気アイルオブジュラが直線の残り2ハロンで先頭を捕らえると、余力十分に3馬身3/4差を開いて完勝した。

 勝ち馬の内に並ぶように3番手追走の7番人気ゴリアテが2着に続き、さらに3/4馬身差の3着には後方から2番人気のミドルアースが入線。昨年の凱旋門賞以来の実戦となったハーツクライ産駒の1番人気コンティニュアスは、勝ち馬の直後から運ぶも伸び切れず5着に敗れた。

 アイルオブジュラはニューアプローチ産駒の4歳馬で、5歳上の全兄には豪州でスプリントG1を4勝のカスカディアンがいる良血。ゴドルフィンの生産・所有で2022年11月にC.アップルビー厩舎からデビューするも1戦で去勢され、その後にバーレーンのナセル殿下が率いるヴィクトリアスレーシングに売却されて現在のG.スコット調教師に管理が移った。

 4カ月の休養を経た昨年12月から今年3月まではバーレーンに滞在し、ローカルG1のアルハリーファカップなど5戦4勝と本格化。2カ月半ぶりの帰国初戦だった前走もリステッドを勝つなど今回の重賞初挑戦につなげ、これで2月から5連勝としている。

 英競馬メディア『attheraces.com』などが報じたレース後のコメントによると、スコット師はC.シェパード騎手の騎乗を絶賛するとともに「すべての道はキングジョージにつながっている。100%だ」と、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス挑戦を明言した。