オーギュストロダンはジャパンCに参戦も? オブライエン師がムーア騎手の要望に言及
2024年06月23日 08:11
2024年の英ロイヤルアスコット開催は現地22日に5日間の日程を終了。A.オブライエン調教師とR.ムーア騎手が各6勝を挙げ、それぞれの部門のリーディングに輝いた。オブライエン師はが通算13回目、ムーア騎手は11回目としている。
オブライエン師の管理馬はオーギュストロダンによるプリンスオブウェールズステークスやキプリオスによる英ゴールドカップでのG1制覇をはじめ、最終日にも2歳リステッドのチェシャムステークスをベッドタイムストーリーが開催期間中で最大の9馬身半差で圧勝するなど顕著な活躍を披露したが、英競馬メディア『racingpost.com』が5日間の開催を振り返るインタビューの中で、オブライエン師はオーギュストロダンを個人的なハイライトに挙げた。
「彼はあのように特別な馬であり、我々は彼をきちんと使えるようになってきたところさ。彼は驚くべき馬で、ルックスや血統、性格などあらゆる面で本物の一流なんだ」「彼はトライしたがっていて、彼が昨年に種牡馬入りしなかったことを我々は幸運と感じている。現役続行を願っていたから、馬主たちがそうしたことを凄く喜んでいるよ。彼はベリー・スペシャルな馬になろうとしている」とオブライエン師はさらなる成長を予言。
そして、オーギュストロダンの今後について「ライアン(ムーア騎手)はジャパンカップで彼に乗りたいと言ったよ。私の戦略は皆を混乱させるけど、あの馬にもややこしい思いをさせているかもしれないね」と続け、「シンプルにしておき、彼を前に進ませるのがベストで、無理な仕事をさせないことさ。動きが綺麗だから、彼には速い馬場が非常に重要なんだ」と具体的なプランは明かさなかったものの、レース選択には良馬場が前提になることを示唆した。