現地29日、米チャーチルダウンズ競馬場でG1スティーブンフォスターステークス（ダート9ハロン）が行われ、L.サエス騎乗のキングズバーンズが快勝した。

　レースは1番人気のファーストミッションが好スタートを切るが、そこへ外枠からスキッピーロングストッキングもハナ争いに参加。キングズバーンズは2列目の外に付け、内のピレネーと共に前の2頭をマークする形となる。

　向こう正面で先頭に立ったファーストミッションに対し、キングズバーンズは第3コーナーで外から進出開始。直線入り口では早くも先頭に立つ。その後は最後まで力強く伸び、外に持ち出して2番手に上がったピレネーに2馬身半差の勝利を収めた。

　3着はさらにアタマ差でスキッピーロングストッキング。ファーストミッションは直線で力尽きて4着に終わった。

　T.プレッチャー厩舎のキングズバーンズはアンクルモー産駒の4歳馬。昨春はG2ルイジアナダービーを制してG1ケンタッキーダービーに臨んだものの14着に惨敗した。今年は3月の条件戦から再スタートを切り、4月のG3ベンアリステークスを勝利。前走のG3ピムリコスペシャルステークスは2着だったが、ここでG1初制覇を果たした。