ロイヤルアスコットでの英G1プリンスオブウェールズステークスを制したディープインパクト産駒オーギュストロダンが、秋にG1ジャパンカップへ参戦する可能性が高まってきた。

　オーギュストロダンは3月末にG1ドバイシーマクラシックで12着と惨敗後、ここ2戦は10ハロン路線へ。5月の愛G1タタソールズゴールドカップでは2着に敗れたが、プリンスオブウェールズSを制した。

　A.オブライエン調教師は現地6日の英G1エクリプスステークスにオーギュストロダンが出る可能性はあったとしつつ、同レースに出走する今年の英ダービー馬シティオブトロイとの使い分けに言及。「オーギュストロダンはキングジョージのためにアスコットに戻るのが適切で、エクリプスSにシティオブトロイを出すのが正しい判断だとオーナーたちは感じていた」と語った。

　さらに同師はオーギュストロダンの次走は3戦ぶりの12ハロン路線となる現地27日の英G1キングジョージ6世＆クイーンエリザベスステークスになるとしたうえで、「シーズン後半は2頭がそれぞれ異なる選択肢を持っており、オーギュストロダンはジャパンカップに向かう可能性がある」と続けた。