独ダービー馬パラディウム、次走は凱旋門賞の前哨戦か
2024年07月12日 11:43
現地7日に独ダービーを制したパラディウムが、秋は凱旋門賞の前哨戦にあたる仏G2ニエル賞に向かう可能性があることが分かった。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。
H.グレーヴェ厩舎のパラディウムはグレンイーグルス産駒。独ダービーではT.ハマーハンセン騎手が直線で外ラチ沿いまで持ち出す大胆な好騎乗を見せ、内を突いた伊ダービー馬でサクソンウォリアー産駒のボルナをクビ差の2着に下した。
同メディアによると、関係者は次走に9月15日のニエル賞を検討しているとのこと。ちなみにパラディウムと同じリバティレーシングが所有する昨年の独ダービー馬ファンタスティックムーンは、独G1ダルマイヤー大賞2着からニエル賞を制している(続く凱旋門賞は11着)。
リバティレーシングのL.バウムガルテン氏はパラディウムの今後について「リラックスさせて、リセットする時間を与えるつもり」といったん休養に入ることを示唆。さらに現時点ではまだわからないとしつつも「この馬はステイヤーとして優秀で、ファンタスティックムーンのようにニエル賞に行くかもしれない」と続けた。